未来はキミドリイロ

サイコメトリックアイドルを目指す心理学徒の勉強部屋です。勉強・趣味などについて書いています。

必要なのはただひとつ!PCを使わずにオーディオインターフェースを利用する方法

日に複数回更新するのは初めてですが,気分が乗ったので記事を書いています。
この記事では実験をかねて,タイトルをポップでキャッチーなものにしてみました。

問題意識

さて,今回の問題意識ですが,タイトルにもあるようにずばり,オーディオインターフェースをPCを起動させずに(i.e. スタンドアロンで)使用したい,というものです。
現在,自宅での練習環境はAxe-Fx UltraのOUTPUTからOYAIDEのNEOシリーズというケーブルを用いて,モニタースピーカーとしては定番であるYAMAHA MSP3に直接つなぐという形をとっています。

そして,録音時にはオーディオインターフェースに何本かのケーブルを差し替えるようにしているのですが,正直面倒なのとプラグの頻繁な抜き差しはちょっと避けたかったので,できるならオーディオインターフェースと繋ぎっぱなしにしておきたいという思いがありました。

しかし,私が使用しているNative InstrumentsのKomplete Audio 6というオーディオインターフェースはUSBバスパワー駆動であり,したがって基本的にはPCをセットで起動しておく必要があります。

練習したいときにいちいちパソコンを起動するというのは手間だったので,接続はオーディオインターフェースと繋いだままにしておきながら,かつオーディオインターフェースが単体で,つまりPCと繋げないで使用できないかというのが今回のテーマなわけです。

方法

非常に簡単で,AC-USBアダプタを用意するだけです。

こんなに簡単なのに記事にしてもいいのか,という考えがちらりと頭をよぎりましたが,私は安心して動作確認・実行ができるまでにすこし調べものをしたので,この情報が誰かしらに役立ってほしいなと思って本文を書いています。

PCに限らず多くのUSB(2.0)は定格出力と呼ばれる電源としてのアウトプット量が5V 500mAとなっているそうです。
したがって,コンセントからAC-USBアダプターを通してオーディオインターフェースに電源供給する際には,定格出力に倣って5V 500mAのアダプターを用意すればいいというわけです。
例えばこちら。

AC-USBアダプター(DC5V/500mA)[PSE対応]

AC-USBアダプター(DC5V/500mA)[PSE対応]

実際には5V 500mAのものでなくても大丈夫なようで,現に私は5V 1A(1000mA)のものを使用しています。

AC-USBアダプタの定格出力には「電圧(5Vの部分)」と「電流(500mAの部分)」がありますが,電圧は大きい場合機材に負荷がかかってしまうみたいですね。
一方で電流の方は最大で○○だけ流せるというだけで電源の供給先が許容する量に準じますから,多少大きくても問題はないのです。

だから,今回の場合には

  1. 電圧は標準的なUSBの出力に合わせて5Vに合わせる
  2. 電流は多少大きくてもかまわないので,500mA~1000mAくらいの範囲で選ぶ

という基準でアダプタを選ぶことができそうです。

一言でいえば,スマホ用の充電器が流用できるということですね。
先に挙げた私が使っているアダプタも,もともとはスマホ用に購入したものです。

これでPCを使わずに無事電源が入りますので,あとはダイレクトモニタリングなりなんなりをオンにしてかき鳴らすだけです。
私の使用しているKomplete Audio 6の場合には,中心にある大きなノブで操作できるメインボリュームで音量を調節できるので簡易ミキサーのようにも扱えて,モニタースピーカーやAxe-Fxの音量をいじらなくても大丈夫なのがとても便利です。
もっと早くこの方法で接続しとけばよかった。

以上,AC-USBアダプタ(スマホ充電器)を利用してオーディオインターフェースをPCなしで起動する,という記事でした。