未来はキミドリイロ

サイコメトリックアイドルを目指す心理学徒の勉強部屋です。勉強・趣味などについて書いています。

心理学徒だから書ける文章って何だろう

森博嗣という名前の作家がいます。
すべてがFになる』から始まる犀川&萌絵コンビの活躍はドラマ・アニメにもなりましたね。

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

彼の作品を多く読んだというわけではありませんが,私は彼の文章が好きです。
文体が好き,というのではなくて,彼の書く文章が好きです。

森博嗣先生は工学博士の学位をお持ちで,Wikipediaによれば“コンクリートなどの建築材料の数値解析に関する分野(粘塑性流体の数値解析手法)”を主に専攻されているのだとか。
中学時代の友人が森博嗣先生のファンだったので,私も高校生だったか学部生だったかのときに『すべてがFになる』を読みましたが,タイトルの意味を理解したときには俗にいう脳汁が出るような快感を覚えたものでした。

森博嗣先生の文章は,キャラクターや作中で用いられるトリックなどに氏の専門性が遺憾なく発揮されている点が,私には非常に魅力的に見えます。

私もブログを書いてみようと思う程度には(巧拙は別として)文章を書くのが好きなので,先日某所で3000字程度の短い文章を晒しました。
セリフを挟まない地の文形式,一人称の語りのみで構成された文なのですが,実験的に心理学でも扱うような概念を意識して書いてみたものでした。
それ以外にも一部の場面を除いて感情を表す語は使わないなどの試みをいくつか盛り込んでみましたが,できあがったものを改めて読んでみると,やはり難しいのだということを思い知らされます。

心理学徒だから書ける文章とは何か,という問いには非常に興味があります。
安直にフロイトが~,ユングが~,なんて心理学の知識を挿入するのでない,つまり衒学にならないかたちで,心理学の要素をそっと混ぜ込む。
登場人物のキャラクター構成のような部分ではかなり可能なのではないかと思っていますし,いつか書いてみたいという気持ちもあります。

短い文章をいくつか書いていく中で,いつの日か心理学徒だから構成することのできた作品なんてものを一篇書き上げたいというのが小さな夢です。
雑記ではありますが,常に頭の中で問うていたいテーマのひとつなので記事にしてみました。

思い出の味を再現するという技術

テレビをかけていたら「決め方TV」という番組で思い出料理人と呼ばれる女性がいるのだという特集をやっていました*1
この女性は,依頼主から思い出の料理の見た目や味を詳細に聞き取り,ときに何度もやりとりを重ねながら,その人の思い出の味を甦らせるのだそうです。
関心したのは,材料を選ぶときにも思い出の味が振る舞われた当時は○○な時代背景だったから,食材はおそらくこうだろうという推理を働かせて料理の味を再現しようとするところです。
放送を見ていて深い知識と専門性を感じ,見た目・味ともに限りなく満点に近いものを提供するという姿勢はプロフェッショナルという言葉がふさわしいでしょう。
甦った思い出の味に思わず涙ぐむ姿などは,不覚にも目頭を熱くさせるものがありました。

これを見ていて,人は記憶をどこまで残すことができるのだろう,特に故人の何を残せるのだろうという疑問が頭に浮かびました。
今日では写真や動画,ボイスレコーダーなどで視覚および聴覚面での保存は容易になりました。
もちろん,いつ何があるかわからないということを常に意識し,いろんな場面を保存しようとしているのかは別問題ですが。
五感のうち残すところは嗅覚,触覚,味覚で,今回の思い出料理人さんは味覚面で故人の記憶を呼び覚ますものだと言えるでしょう。

味覚の保存は意外と難しいもので,古くから調理レシピなんてものがありますがその通りに作っても同じ味にならないとよく聞きます。
例えば,同じレシピで10人の人が肉じゃがを作るよう指示されれば,文字通り十色の肉じゃがができあがることが予想されますし,全く同じ食材を使うという制約を設けても違いは生まれてくるのでしょう。
加えて,料理というのは味覚で認識される味意外にも舌触りや食感のような要素があり,個人的な予想ですがこれらは触覚的な性質を持っているのではないかと思います。
当然においという要素もあるわけなので,浅学の身でこのような表現を使うのは憚られますが,料理という刺激は多感覚なものであると言えるように感じています。

そう考えると,この番組で見た思い出の味の再現というのは,今や直接は観測できない複雑な刺激を知識と非常に高度な技術で再構成する常人離れしたものであるように思われますね。
この記事を書き始めたきっかけは味覚を保存するものづくり,というのができないかという安直なものでしたが,書いているうちに方向性が変わってこんな発散した文章になっています。

私の軽薄な思い付きは記事を執筆しているうちにあっという間に立ち消えてしまいましたが,途中で掲げた疑問である,人は故人の何を残せるのかというのは個人的に重要な問いであると思っています。
そして,この問題に心理学徒,統計学徒として立ち向かっていきたいし,そうすべきであるということを強く意識しました。

以上,思い出料理人のことを忘れたくないということで書き始めた雑記でした。

*1:2016年3月14日OAの,第23回だと思います。

私的Axe-Fxでのリアンプ方法

リアンプ,なんと甘美な響きなのでしょうか。
一度知ったらやみつきになる魔性の魅力を秘めた録音方法ですよね。
本日は,Axe-Fxを用いてリアンプする方法を備忘録もかねて書いておこうと思います。

リアンプとは?

そもそもリアンプとは何ぞや,という方がこの記事を読むのかはわかりませんが,最初にリアンプについて簡単に整理をします。
リアンプ(Reamping)とは,エフェクトのかかっていないdry音を録音し,そのdry音を再度アンプを主とする各種エフェクトに投げることを言うのだと個人的に理解しています。
DAWでの作業をされる方であれば,普通にdryのギターフレーズを録音した後にプラグインで音作りをする感覚ととらえていただければわかりやすいのではないかと。
異なるのは,単にDAW内でdry音にエフェクトを挿して音作りをするのではなく,一度外部の機材に音を出力して,その機材でエフェクトをかけてからもう一度DAWに戻すという手続きを取る点なのだと思います。

リアンプの長所としては,音作りを後出しできる点,それに付随して音作りにこだわれる点が挙げられます。
録音作業の後に,既に録ったdry音にエフェクトをかけるかたちを取るので,他のパートに合わせてウワモノとしての音作りをすることが多いギターでは,ベースやドラムのサウンドのわからない並行作業などを行うときに重宝します。

また,今回の記事ではAxe-Fxを用いて自宅内でリアンプを行うということに焦点を当てますが,自宅で録音し,スタジオにパソコンを持参して生アンプでのリアンプを行うというのもあります(たぶんこっちの使い方の方が多いです)。
この方法では録音済みのフレーズにエフェクトをかけるというリアンプの性質から,スタジオの残り時間を気にしながらベストテイクを取るべくがんばる必要はなく,自宅で納得の行くテイクを用意して,スタジオでは音作りにのみ集中することができる点が喜ばれるように思います。
録音したいときに自宅ですぐ実行できて,音作りは時間のあるときにスタジオを予約すればいいのですから作業も捗るってもんです。

Axe-Fxでのリアンプ

さて本題,Axe-Fxでのリアンプ作業について書いていきます。
私の所有しているものはAxe-Fx UltraなのでUSBインターフェース機能がついておらず,したがってオーディオインターフェースを活用した方法をご紹介するかたちになります。
餅は餅屋ということでAxe-Fx2以降でもオーディオインターフェースは別に用意されている方が多数見受けられますので,僅かでも価値ある情報になればいいなと思います。
作業は大きく2つの工程を取ります。

  1. dry音の録音
  2. 機材の配線

1. dry音の録音

まずはdry音の録音についてです。
適当にやればいいじゃないか,という話もありますが,せっかくAxe-Fxを使うので少し工夫をします。
ここでの論点は,「いかに気持ちよくdry音を録音できるか」という点です。
完全にdryな音で録音をすると,多くの場合には後でリアンプにて歪みをかけるので,そのときになってミュートがしっかりできていなかった,ピッキングのニュアンスが好みでない,といった問題に出くわす可能性があります。
そのため,リアンプ用の録音とはいえ,最終的に作りたい音に近いトーンで録音するのが好ましいです。
エフェクトかけ録りが望ましいのに必要なのはdry音,という状況に対処する方法は2つあります。

前者のプラグインはそのままで,プラグインで適当に音を作って録音してからエフェクトを解除すれば必要なdry音が用意できます。
後者は,EFFECT LOOP(FXL)というエフェクトブロックを活用することで,wet音とdey音を同時に出力するというものです。
次のようなルーティングを考えてみましょう。
f:id:arca821:20160301183310p:plain
左から2つ目の列で二股に分岐しているのがわかると思いますが,これはまっすぐAmpの方に向かう信号がOUTPUT1へ,dry音はそのままFX Loopに流れてOUTPUT2に出力されるというかたちになります。
たとえばOUTPUT1の信号(wet音)はオーディオインターフェースのINPUT1からモニター音を鳴らす用のトラックへ,OUTPUT2の信号(dry音)はオーディオインターフェースのINPUT2から録音用のトラックへ,というふうに分ければモニタリングは好きな音で録音するのはdry音となり,ミッションクリアというわけです。

機材の配線

DAWで録音したdry音を,オーディオインターフェースを利用して外部機材に送り,外部機材からまたDAWに戻す,という部分の配線方法です。
あまり難しくありませんが,オーディオインターフェースの入出力端子が複数あること,DAWでの入出力先操作を行うことが必要となります。
参考までに私はNative InstrumentsのKomplete Audio 6というオーディオインターフェースSteinbergのCubase7.5という環境です。

まずは外部機材に渡すための出力パスをVSTコネクションから追加します。
私の場合にはステレオで入出力しているので,OUTPUT3と4に設定しています。
パスを追加できたら,dry音のあるトラックのアウトプットを今作成した新しいパスに設定すると,外部機材にdry音が通るはずなので機材の入力レベルメーターなどから確認してください。
機材からDAWに戻すルートは,普段Axe-Fxを用いて録音するときのように機材のOUTPUTをオーディオインターフェースのINPUT1,2に設定してあれば大丈夫です。
最後にエフェクトのかかった音(リアンプされた音)を録音するトラックを用意します。
もちろん入力パスはINPUT1,2など外部機材からもどってくる信号となるよう設定してください。

これだけです,案外簡単にできちゃいますよね。
本当はSPDIFなどを用いて信号の受け渡しをしたかったのですが,Axe-FX Ultraの側の問題なのかオーディオインターフェースとの同期がうまくいかないので保留にしています。

ここまでできたら,外部機材のツマミなどをいじりながら理想のトーンを作るべく戦うのみ,です。
もちろんEleven Ampのようなデジタル機材でもできるので,さあレッツリアンプ!
やったことがないので詳しくはわかりませんが,生アンプを使ってリアンプするときだけは専用の機材が必要だったように記憶しています。
Radial製品のいくつかがそれにあたるようですね。

以上,ほぼただの備忘録ですが私的リアンプ方法 with Axe-Fxでした。

Axe-Fxと実機のエフェクターを組み合わせて鳴らす方法

Fractal Audio社が提供するギターマルチプロセッサーで,Axe-Fxという機材があります。
今はもう生産完了となったStandard,Ultraから,現在入手できる2,XL,XL+と多くのラインナップがあり,最近ではエフェクト部分だけ取り出したFX8や,アンプモデリングも使用可能としたフロアタイプのAX8などが話題となっていて,日々発展し続けるデジタル機材をリードいている商品の一角と言えるでしょう。

Fractal Audio Systems / AXE-FXII XL PLUS

Fractal Audio Systems / AXE-FXII XL PLUS

私も現在FWのアップデートは終わってしまっていますが,Axe-Fx Ultraを所有・愛用しています。
さて,今回はこのAxe-Fxと,実機のエフェクターを組み合わせて使う方法について備忘もかねて書いてみようかと思います。
状況設定としては,例えばすごくお気に入りの歪みエフェクターやコンプレッサー(i.e. コンパクトエフェクター)があって,Axe-Fxでのアンプをベースにそれらのエフェクターも使用したい,という場合を考えます。
もしくは,Axe-Fxはアンプシミュレーターとして導入し,各種エフェクトは既に組んであるエフェクトボード(ペダルボード?)を利用したい,という問題意識です。
ここでは,パワーアンプを併用してキャビネットを鳴らす,という使い方ではなく,モニタースピーカーに直で送るという状況を考えます*1

3種の接続方法

  • INSERT(INPUT)の前

ギター⇒エフェクター⇒Axe-Fx⇒スピーカーとい接続順です。
Axe-Fxをアンプとして使用するようなイメージでいるならば,歪みペダル,ワウなどはこの位置でもよさそうです。
この接続方法で気になる点としては,入力インピーダンスが挙げられます。
Axe-Fx2以降では入力インピーダンスも設定できるようですが,Ultraではサポートされておらず,フロント・リアともにINPUTのインピーダンスは1MΩで固定です。
フロントの入力端子はギター直結に最適化されて少ノイズ化されているそうなので,ハイインピーダンスの信号を送るのが適切であると予想されます。
間にエフェクターを挟むことでインピーダンスが小さくなり,少ノイズ化の恩恵を十分に受けられなくなることがあるかもしれない,とFractal Audioの中の人ことクリフの発言からもうかがえます。

Cliff: "A buffer will render the impedance stuff ineffective. It will also add (maybe considerable) noise which may defeat the low-noise advantage of the front input."

多くのアンプにおいてINPUTのインピーダンスは1MΩらしいので,ペダルボードのアウトをアンプのインプットにつなぐのと同じ感覚になりそうなイメージを個人的に持っており,大きな影響は無さそうな気もします。

  • OUTPUTの後

ギター⇒Axe-Fx⇒エフェクター⇒スピーカーという接続順です。
一番最後にエフェクターが作用するかたちになるので,これもAxe-Fxをアンプとして使用するというイメージならば,この位置には空間系を置くことができそうです。
実機のアンプにおけるセンドリターンのようなものなのかもしれませんが,通常のセンドリターンでは入力信号がプリアンプを通った後,センドリターンを経てパワーアンプに,というルートを通ります。
一方で,この接続方法ではプリアンプ,そしてパワーアンプに準ずるものはAxe-Fxが担当しているので,この点がやや気になります。

  • EFFECT LOOP(FX LOOP, FXL)ブロックを活用する方法

ギター⇒Axe-FX(input)⇒send⇒エフェクター⇒return⇒スピーカーという接続順です。
すべてのエフェクターについて実行できる接続方法です。
ギターとインプットの間,センドからエフェクターへ,エフェクターからリターンへ,アウトから出力先へ,と4本のシールドケーブルを使います。
これをアンプヘッド(のプリアンプ)へと応用した方法は4CM(4 Cable Method)として界隈では有名ですね。
この方法はAxe-Fx内でFXLのブロックを動かせるのでかなり融通がききます。
一方で気になるのは,エフェクトループに回す信号(OUTPUT2)とそこから戻す信号(INPUT2)について,かなり音量ツマミを回さないといけない点です。
私は現在この方法で外部のエフェクターを接続していますが,事前にループ内のエフェクトをすべてオフにしたうえで,FXLブロックをオフにしたときの音量と,FXLブロックをオンにしつつエフェクトのかかっていない状態*2での音量とが聴覚上同じ音量になるように調整します。
このとき,既に述べたように音量ノブはかなり大胆に回さざるを得なくなり,OUTPUT2などは最大まで回し切るほどです。
音量ノブを最大まで回し切るというのは気持ちとしてはかなりハラハラしてしまうのですが,これは仕様なのでしょうか。
おそらくFXLの設定をいじれば回避できるのだと思いますが,FXLを使用する方法ではこうしたレベル調節の問題がついて回ることは書いておくべきだと思いました。
また,FXLの設定における「level」はループの後の音量であり,OUTPUT2から出力されるループへの信号の大きさではありません。

まとめ

以上,3種類の方法について簡単に書いてみました。
歪みペダル1つを使いたい,という場合であっても,INSERTに直で挿入するか,FX LOOPを活用するかでかなりの違いが出ます。
例えば,Axe-Fx内でコンプをかけてから歪みペダルに回したい,というときにはFXLからでないと対応ができません。
一方で何Axe-Fxを完全にアンプとして使うのであればややこしいことはせずにそのまま繋げばいいわけです。
用途によって,こういった方法を使い分けていきたいですよね。

*1:私がそのように使っておりますので。。

*2:ループ内がバイパスの状態とでも呼べばいいのでしょうか

【R】行列における複数行の繰り返し

備忘をかねて,Rでの行列操作,複数行の繰り返しについてまとめておきます。
例えば,手元のデータが次のようになっていることを考えます。

y1<-matrix(c(1,1,1,2,2,2,3,3,3),3,3,byrow=TRUE)
print(y1)

[,1] [,2] [,3]
[1,] 1 2 3
[2,] 4 5 6
[3,] 7 8 9

このとき,この行列を行方向に3回反復した9行3列の行列を作りたい,という問題意識があるとしましょう。
最終目標は次のような行列になるわけです。

[,1] [,2] [,3]
[1,] 1 2 3
[2,] 4 5 6
[3,] 7 8 9
[4,] 1 2 3
[5,] 4 5 6
[6,] 7 8 9
[7,] 1 2 3
[8,] 4 5 6
[9,] 7 8 9

エクセルなんかで3×3の行列を下にコピーペーストすれば簡単なんだと思いますが,これを100回繰り返す300行3列のデータを作りたい場合や,手元のデータが1000行1500列と大きくかつそれを100回繰り返すデータなんかを作る場合を考えると,ただのコピペでも随分と労力がかかってしまいますよね。
これを,Rで簡単に実行しよう,というのが本記事の目的です。

最初に思いついた方法――rep関数の利用(失敗)

最初に思いついたのは,3回繰り返して下にくっつければいいんだからrep関数でよさそうじゃない,というものでした。
実際に書いてみると,次のようになります。

y1<-matrix(1:9,3,3,byrow=TRUE)
Y1<-matrix(rep(y1,3),9,3,byrow=TRUE)
print(Y1)

[,1] [,2] [,3]
[1,] 1 4 7
[2,] 2 5 8
[3,] 3 6 9
[4,] 1 4 7
[5,] 2 5 8
[6,] 3 6 9
[7,] 1 4 7
[8,] 2 5 8
[9,] 3 6 9

Y2<-matrix(rep(y1,3),9,3)
print(Y2)

[,1] [,2] [,3]
[1,] 1 1 1
[2,] 4 4 4
[3,] 7 7 7
[4,] 2 2 2
[5,] 5 5 5
[6,] 8 8 8
[7,] 3 3 3
[8,] 6 6 6
[9,] 9 9 9

はい,どう行列を読み込んでも失敗ですありがとうございました。

終わった後に思いついた方法――汗と涙と気合いのrbind

人力コピペばりに,rbindを何行も根性で書いて縦積みしていく方法です。
想像するだけでも面倒なので,パスということでお願いいたします。

今回提案する方法――forループを利用した方法


これが今回備忘録に残しておきたい楽をする方法,forループを利用した方法です。
必要なものは手元のデータの行数&列数と繰り返したい回数だけです。

y1<-matrix(1:9,3,3,byrow=TRUE)

#最終的に作りたい行列の行数
rowY<-9

#最終的に作りたい行列の列数
colY<-3

#要素を入れるための入れ物を作る
Y3<-matrix(0,rowY,colY)

#行数の指定を工夫することで,1行目から3行分,4行目から3行分……と繰り返させる
for(i in 0:2){
Y3[c(1:3)+3*i,]<-y1
}
print(Y3)

[,1] [,2] [,3]
[1,] 1 2 3
[2,] 4 5 6
[3,] 7 8 9
[4,] 1 2 3
[5,] 4 5 6
[6,] 7 8 9
[7,] 1 2 3
[8,] 4 5 6
[9,] 7 8 9

はい,成功です。
もっとスマートなやり方があるのかもしれませんが,今回は行数指定を工夫することでデータを縦にN回積み上げたい,という問題に対処してみました。
いじる部分を行から列に変えれば,列方向にN回反復したい場合もほぼ同じコードで解決できますね。
すくなくともエクセルでN回コピペし続けるよりは(精神的に)楽になったんじゃないかと思います。

こういった対処は基本的にうんうん楽できないか悩んで見つけているのですが,きちんとRについて勉強すれば当意即妙,ぱぱっとクリアできるものなのでしょうか。
その意味で,最近翻訳された『R言語徹底解説』が気になるところです。

R言語徹底解説

R言語徹底解説

【グラブル】元ネタのHR/HMを探せ!(火属性SSR編)

「グラブってる?」という悪趣味なCMでお馴染み(?)のグランブルーファンタジー,私もそこそこにプレイしています。
素敵なキャラグラフィックと夢・ロマン*1に満ちた世界観はとても魅力的ですよね!
申の十二神将ガチャでの排出率の件や,柴犬*2の修正,ドロップ率やカジノでの確率操作の疑いなど,ここしばらく炎上気味ではありますが,個人的に応援していますし楽しみぬきたいソーシャルゲームです。
前置きはこれくらいにして,タイトルに戻ります。

まとめページを作りました。
arca821.hatenablog.com

目的

この記事を書こうと思った発端は,アーミラ(SSR)の変身後奥義で「インヒューマン・ランペイジという言葉を見かけたことにあります。
そう,一部の方はお察しのように,グラブルスタッフ陣の中にはメタラーがいて,アビリティや奥義の名前にHR/HM*3由来の言葉が使われているのです。

私もメタラーの端くれですから,自分なりにグラブルを楽しみぬく一つの方法として,メタル由来のスキル・奥義を見つけ出そう!そんでもって他にもメタルネタに気付いた人もいるようだし,きっとこの情報を喜んでくれる人もいるのではないか!と思ったのです。
当然のことながら,全ジャンルに詳しいわけではないので漏れもあるかもしれません。
しかし,そういうところを見つけて「●●も……ってバンドの~」なんてメタラー騎空士の輪が広がっていけば素敵かもしれません。

キャラクター数が多すぎて一つの記事に情報を集約するのはかなりの労力を要することが予想されたため,属性・レアリティで分けて情報をまとめていきます。
追加のキャラクターが出た場合には各記事に更新していければと思います。
基本的な英単語一語のスキル名などは一部こじつけにも感じるかもしれませんが,ご容赦ください。

火属性SSRリスト

ID キャラ HR/HM
1 ユエル ×
2 マギサ
3 イオ(サマーver) ×
4 アギエルバ ×
5 アニラ ×
6 ゼタ
7 クラリス
8 パーシヴァル ×
9 ガンダゴウザ ×
10 ラカム(リミテッドver) ×
11 ヘルエス
12 メーテラ(火属性ver) ×
13 ザルハメリナ
14 アオイドス ×
15 アリーザ ×

2016年5月2日時点でのメタラー率:3/15=20%

元ネタのHR/HM(火属性SSR)編

マギサ

  • アビリティ:イラプション

これは一単語ですし意味が意味なのでややこじつけ感がありますが,一応候補としてVAN HALEN - Eruptionを挙げておきます。
炎の導火線 <2015 リマスター・エディション>

ゼタ

  • アビリティ:ラプソディー
  • アビリティ:サウザンドフレイム

火属性(ファイア)でラプソディーと来れば,クサメタルの雄であるRhapsody of Fireが想起されますよね。
ここに思い至ると,サウザンドフレイムというアビリティ名もRhapsody of Fire - Rain of a Thousand Flamesというアルバムタイトルおよび曲にたどり着きました。
Rain of a Thousand Flames

クラリス

  • アビリティ:エクリプス

エクリプスって語感はHR/HM界隈ではいろいろとありそうですが,今回思いついたのはバンド名のものでした。
はじめて聴いたんですけどWake Me Upとかかっこいいですね。
Armageddonize

ヘルエス

  • アビリティ:レコニング・ナイト

こちらもクサメタルと名高いSonata Arcticaのアルバム名および曲名の一部であるReckoning Nightが由来だと思われます。
Reckoning Night

ザルハメリナ

  • ニュー・レリジョン

「っぽい」なと思って探してみたらありました,Black Veil BridesSet the World on Fireというアルバムで1曲目を飾るNew Religionです。
この記事を書くにあたって初めて知りました,ボーカルの声がTriviumみたいで好みです,かっこいいですね。
1曲目ということもありパンチが効いてます。
Set the World on Fire

所感

自分で気づいたりわかったり,これもしかして……と思って調べてヒットしたりしたものを書けるだけ書いてみましたが,ラプソディーにソナタアークティカと,メロスピが多い印象ですね。
現状,メタラースタッフさんはメロスパーの可能性が一番高いのかもしれません。
取りこぼしたものがあるかもしれませんが,親切な方がいましたら教えていただければ嬉しいです。

*1:登場キャラであるソリッズ的な意味のロマンではないです。

*2:雑談版で見かけたシュバマグ剣の愛称がかわいかったので使わせてもらいました

*3:この記事をご覧の方には言うまでもないですが,Hard Rock/Heavy Metalです。この記事では分類については考えないので,ひとくくりにしてHR/HMという表現を用いています。

女子が注目する餃子の最前線(羽鳥慎一モーニングショーより)

2016年2月9日(火)に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」にて,9:08より特集が組まれていた餃子シーズンについての備忘です。
春節の時期ということで餃子特集が組まれ,“餃子女子”が増えているという内容でした。
我らが餃子評論家兼声優である橘田いずみさんが出演されていたので記事に書き起こしています。
わたくし,個人的に橘田いずみさんを応援しています。

橘田いずみのザ・餃子

橘田いずみのザ・餃子

餃子で女子会をする,なんて動きもあるんですね,びっくりしました。
街頭(?)インタビューで述べられていた「ハマるワケ」として

  • 中身を変えられていろいろな種類が食べられるので飽きない
  • 女性に優しい感じ*1

という理由が挙げられていました。

女子が注目する餃子の最前線

女子に人気!“おひとりさま”で通えるオシャレ店

東京・世田谷区のくるみ屋diningさんを,『餃子女子』という本を書かれている玉城ちはるさんという方が紹介されていました。
オリジナル餃子5個(465円税込)はさっぱり感が女子に人気だそうで,独自の焼き方や,ニラのかわりにワケギを使用している点などが特徴のようです。
番組ではワインが合う,とも。

女子に人気!外見キュートなアニマル餃子!?

東京・北区にある華興(本店)さんを,橘田いずみさんが紹介されていました。

橘田さんはこちらのお店を好きだとよく言われているので,一度足を運んでみたいと常々思っています。

初めに卓上に運ばれてきたのはまんまるな形をした円満餃子4個(540円税込)で,2種類のひき肉を混ぜ,エビをまるまる1尾入れ込んだ贅沢な餃子のようです。
年に400回餃子を食べ,餃子は人生と豪語する橘田さん,さすがに餃子へのコメントもお上手ですね。

続いて運ばれてきたのはつぼ餃子6個(900円税込)で,てっぺんのくぼみに入っているスープを中に染み込ませながら食べるのだとか。

最後に運ばれてきたのがタイトルにもあるアニマル餃子で,柿の種で嘴をあしらったひよこ軟骨餃子(1個200円税込)と,ピンク色のかわいい開運こぶた餃子(1個250円税込)で,どちらも要予約・3個からだそうです。
開運こぶた餃子は見た目のかわいさだけでなく,中にお餅,銀杏,開運玉の入った,橘田さん曰く「(女子的には)超アガる」餃子なんだとか。


こういった特集を見るたびに,餃子を食べたくなってしまいますね!
まずは華興さんに一度足を運ばなければ,と思う今日この頃でした。

*1:どこがどう女性に優しい感じなのか一切伝わってこないコメントですよね