読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

未来はキミドリイロ

サイコメトリックアイドルを目指す心理学徒の勉強部屋です。勉強・趣味などについて書いています。

私的Axe-Fxでのリアンプ方法

楽器・機材

リアンプ,なんと甘美な響きなのでしょうか。
一度知ったらやみつきになる魔性の魅力を秘めた録音方法ですよね。
本日は,Axe-Fxを用いてリアンプする方法を備忘録もかねて書いておこうと思います。

リアンプとは?

そもそもリアンプとは何ぞや,という方がこの記事を読むのかはわかりませんが,最初にリアンプについて簡単に整理をします。
リアンプ(Reamping)とは,エフェクトのかかっていないdry音を録音し,そのdry音を再度アンプを主とする各種エフェクトに投げることを言うのだと個人的に理解しています。
DAWでの作業をされる方であれば,普通にdryのギターフレーズを録音した後にプラグインで音作りをする感覚ととらえていただければわかりやすいのではないかと。
異なるのは,単にDAW内でdry音にエフェクトを挿して音作りをするのではなく,一度外部の機材に音を出力して,その機材でエフェクトをかけてからもう一度DAWに戻すという手続きを取る点なのだと思います。

リアンプの長所としては,音作りを後出しできる点,それに付随して音作りにこだわれる点が挙げられます。
録音作業の後に,既に録ったdry音にエフェクトをかけるかたちを取るので,他のパートに合わせてウワモノとしての音作りをすることが多いギターでは,ベースやドラムのサウンドのわからない並行作業などを行うときに重宝します。

また,今回の記事ではAxe-Fxを用いて自宅内でリアンプを行うということに焦点を当てますが,自宅で録音し,スタジオにパソコンを持参して生アンプでのリアンプを行うというのもあります(たぶんこっちの使い方の方が多いです)。
この方法では録音済みのフレーズにエフェクトをかけるというリアンプの性質から,スタジオの残り時間を気にしながらベストテイクを取るべくがんばる必要はなく,自宅で納得の行くテイクを用意して,スタジオでは音作りにのみ集中することができる点が喜ばれるように思います。
録音したいときに自宅ですぐ実行できて,音作りは時間のあるときにスタジオを予約すればいいのですから作業も捗るってもんです。

Axe-Fxでのリアンプ

さて本題,Axe-Fxでのリアンプ作業について書いていきます。
私の所有しているものはAxe-Fx UltraなのでUSBインターフェース機能がついておらず,したがってオーディオインターフェースを活用した方法をご紹介するかたちになります。
餅は餅屋ということでAxe-Fx2以降でもオーディオインターフェースは別に用意されている方が多数見受けられますので,僅かでも価値ある情報になればいいなと思います。
作業は大きく2つの工程を取ります。

  1. dry音の録音
  2. 機材の配線

1. dry音の録音

まずはdry音の録音についてです。
適当にやればいいじゃないか,という話もありますが,せっかくAxe-Fxを使うので少し工夫をします。
ここでの論点は,「いかに気持ちよくdry音を録音できるか」という点です。
完全にdryな音で録音をすると,多くの場合には後でリアンプにて歪みをかけるので,そのときになってミュートがしっかりできていなかった,ピッキングのニュアンスが好みでない,といった問題に出くわす可能性があります。
そのため,リアンプ用の録音とはいえ,最終的に作りたい音に近いトーンで録音するのが好ましいです。
エフェクトかけ録りが望ましいのに必要なのはdry音,という状況に対処する方法は2つあります。

前者のプラグインはそのままで,プラグインで適当に音を作って録音してからエフェクトを解除すれば必要なdry音が用意できます。
後者は,EFFECT LOOP(FXL)というエフェクトブロックを活用することで,wet音とdey音を同時に出力するというものです。
次のようなルーティングを考えてみましょう。
f:id:arca821:20160301183310p:plain
左から2つ目の列で二股に分岐しているのがわかると思いますが,これはまっすぐAmpの方に向かう信号がOUTPUT1へ,dry音はそのままFX Loopに流れてOUTPUT2に出力されるというかたちになります。
たとえばOUTPUT1の信号(wet音)はオーディオインターフェースのINPUT1からモニター音を鳴らす用のトラックへ,OUTPUT2の信号(dry音)はオーディオインターフェースのINPUT2から録音用のトラックへ,というふうに分ければモニタリングは好きな音で録音するのはdry音となり,ミッションクリアというわけです。

機材の配線

DAWで録音したdry音を,オーディオインターフェースを利用して外部機材に送り,外部機材からまたDAWに戻す,という部分の配線方法です。
あまり難しくありませんが,オーディオインターフェースの入出力端子が複数あること,DAWでの入出力先操作を行うことが必要となります。
参考までに私はNative InstrumentsのKomplete Audio 6というオーディオインターフェースSteinbergのCubase7.5という環境です。

まずは外部機材に渡すための出力パスをVSTコネクションから追加します。
私の場合にはステレオで入出力しているので,OUTPUT3と4に設定しています。
パスを追加できたら,dry音のあるトラックのアウトプットを今作成した新しいパスに設定すると,外部機材にdry音が通るはずなので機材の入力レベルメーターなどから確認してください。
機材からDAWに戻すルートは,普段Axe-Fxを用いて録音するときのように機材のOUTPUTをオーディオインターフェースのINPUT1,2に設定してあれば大丈夫です。
最後にエフェクトのかかった音(リアンプされた音)を録音するトラックを用意します。
もちろん入力パスはINPUT1,2など外部機材からもどってくる信号となるよう設定してください。

これだけです,案外簡単にできちゃいますよね。
本当はSPDIFなどを用いて信号の受け渡しをしたかったのですが,Axe-FX Ultraの側の問題なのかオーディオインターフェースとの同期がうまくいかないので保留にしています。

ここまでできたら,外部機材のツマミなどをいじりながら理想のトーンを作るべく戦うのみ,です。
もちろんEleven Ampのようなデジタル機材でもできるので,さあレッツリアンプ!
やったことがないので詳しくはわかりませんが,生アンプを使ってリアンプするときだけは専用の機材が必要だったように記憶しています。
Radial製品のいくつかがそれにあたるようですね。

以上,ほぼただの備忘録ですが私的リアンプ方法 with Axe-Fxでした。

広告を非表示にする