未来はキミドリイロ

サイコメトリックアイドルを目指す心理学徒の勉強部屋です。勉強・趣味などについて書いています。

心理学のための統計学シリーズ

大学入試センターの荘島先生が編集・第2著者となり,第1著者に気鋭の若手研究者を迎えた心理学のための統計学シリーズについての書評をつづる(予定の)記事です。

このシリーズは第1巻から第9巻までで構成されており,各巻では個別心理学の各領域で主に用いられる手法を,その心理学の文脈で学ぶというスタンスをとっています。
以下,表紙カバー部折り返しより引用です。

 「心理学のための統計学」シリーズは,心理学を学び・探究するために必要な統計手法を広くカバーするべく用意いたしました。
 各巻は,個別心理学のストーリーに寄り添いながら統計手法を勉強するつくりになっています。
 紹介する統計手法は,各巻でなるべく重複しないように配置し,巻号が後ろになるほど高度な内容になっています。


 各巻の内容は以下のとおりです。

  • 第1巻:記述統計量・相関係数・正規分布・統計的仮説検定・z検定
  • 第2巻:t検定・一要因分散分析・二要因分散分析
  • 第3巻:因子分析・重回帰分析・階層的重回帰分析・共分散分析・媒介分析
  • 第4巻:信頼性係数・項目反応理論・マルチレベル分析・適正処遇交互作用
  • 第5巻:メタ分析・例数設計・検定力分析・ROC曲線
  • 第6巻:確認的因子分析・パス解析・構造方程式モデリング(共分散構造分析)・信頼性・妥当性
  • 第7巻:縦断データ分析・結束データ・潜在成長モデル
  • 第8巻:クラスター分析・コレスポンデンス分析・ロジスティック回帰分析
  • 第9巻:多次元尺度法・決定木・ナイーブベイズ・ブートストラップ・数量化理論・生存時間分析・地理空間分析

このシリーズは中心となっておられる荘島先生の「読者の皆さんへ」というあとがきコメントが爆笑必至であることに定評がありますね。
2015年4月時点で既刊となっているのは第1巻,第6巻,第7巻,第9巻だったかと思います。

主観ですが,シリーズの印象を何点かあげたいと思います。

  • 数式を極力用いておらず,式中には日本語での意味が添えてあってわかりやすい
  • 逆に言えば数式がないので人によってはわかりにくい部分も?
  • 個別心理学の文脈に沿った豊富な具体例のおかげで活用込みの理解ができる
  • 章末に理解を深めるためのQuiz(演習)がついているため手を動かせる


既刊のものは何冊か買ってありますが積んでいるので,読んで書評記事を書き次第,このページにリンクを追加していきたいと思っています。
もしかしたら,じっくり読んでみたときに上で掲げた印象もすこし変わるかもしれませんね。
そうしたものはこの記事に追記をしていく予定です。
なんにしても,第一著者の先生方は勢いのある方ばかりなので,残りが出版されるのも非常に楽しみなシリーズです。

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